J.P.M TV-SPECIAL&BACKYARD TAPE
総評 6玉 購入日・2004年3月1日 購入地・新宿 購入価格・2390円 メーカー・WINFPOP
LTD
1.INTRODUCTION 1玉 △
7秒で終わる。テレビ番組のオープニングと思われる。ポールは関係なさそうだ。
2.BIG BARN BED 7玉 △
オープニングを飾るのはアルバム「RED ROSE SPEED WAY」でも1番目に収録された曲。「BIG
BARN BED1,2,3!」の掛け声のあと手拍子に合わせての演奏が始まる。イントロのギターにはしびれる。アルバム収録バージョンと比べ、別の曲のような躍動感がある。これからはじまるポールのライブに対する期待感をいやでも高めさせさせられる。アルバムバージョンで1曲目に収録したのもうなづける。曲の終わりで、番組のナレーションが入るのが残念だ。。ウイングス初期のライブでもソイリー(一曲目)に続いて、2曲目に取り上げられている。(ライブニューキャッスル等)音質はあまりよくないが我慢できる。
3.BLACKBIRD/BLUEBIRD/MICHELLE/HEARTOF THECOUTRY/
6玉 △
鼻歌程度だがミッシェルが聞けるのは貴重。ポールにとっては何気ない演奏だが、ファンにとってはたまらない。
4.MARY HAD A LITTLE LAMP 4玉 △
オリジナルとは違う演奏が聞ける。
5.LITTLE
WOMAN LOVE/C MOON 4玉 △
オリジナルとは違う演奏。羊の鳴き声が聞こえる。
6. MY LOVE
5玉 △
生の演奏か?たっぷりとしたポールのボーカル、オリジナルとは違っストリング。いい演奏だと思う。音質が△。
7.UNCLE ALBERT 1玉 △
オリジナルと全く同じ。しかもサビが始まる前に終わる。番組の水増し用と思われる。せっかくブートを買ってオリジナルと全く同じというのが、一番がっかりくる。まぁこの場合は仕方が無いか。
8.PUB NOISE 1玉 △
ポールのしゃべりの後、合唱。リバプールがどうのこうのといっている点から、リバプールのパブでの風景か?ポールはおそらく歌ってない。
9.GTTA SING GOTTA DANCE 3玉 △
「ポールがモデルのツィギーの為に書いた」(『『文藝別冊ポール・マッカートニー』)曲。ポールの好きそうな、昔ながらの、ハニーパイ的な曲。
10.LIVE AND LET DIE 6玉 △ ポール自ら曲の紹介の後、演奏が始まる。ポールのボーカルは本気で、演奏もオリジナルのものよりも迫力がある。音質のこれもまた、音質が悪いのが残念。俺は、もともとこの曲はあまり好きじゃなかったが、USAライブをきいて、印象が変わった曲だ。ポールは本当にこの曲が好きそうだ。
11.BEATLES MEDLEY BY STREET SINGERS 1玉 △
題名に期待していたが、聞いてみて思わず失笑しまう程の内容。STREETSINGERS」?が交代でビートルズの曲を歌っている。人によっては気分を害するので注意しましょう。CDから抹消したい内容。
12.THE
MISS※ジャケットのミスか?内容はTHE MESS 7玉 △
公式発表のものに比べライブのいいところが存分にでた感じだ。特に後半の観客の手拍子に合わせクライマックスへと向かうところは迫力がすごい。ポールのヘビーな部分が全快!音質が残念だが、この曲にいたっては逆に雑音の多さが、臨場感を出しているようにも思える。後半のシャウトはジョンの「COLD
TRKEY」の狂気交じりの絶叫に通じるものがある。
13.MAY BE I'M AMAZED
6玉 △
生演奏と思われる。USAに比べると、テンポがオリジナルに近く、速い。エディングはまだ完成されてないのか、公式テイクとも、USAライブともちがう終わり方をする。この曲のミソである「うーー」の後の「あぁーー」とは歌っている。(意味分かるかな?)ライブごとに歌い方が微妙にことなりそれぞれ飽きない。ポールのボーカルと曲の完成度の高さが際立っている。
14.LONG TALL SALLY 8玉 △
音質さえよければ間違いなく評価は10玉である。こんなかこいい「のっぽのサリー」は聞いたこと無い。
尚ビートルズバージョンは「パストマスター1」や、「アンソロジー」等に収録されている。 15.YESTERDAY 6玉 △
最初におしゃべりが入り、リラックスしたムードでイエスタデイを歌うポール。オーケストラが重ねられている。
16.BLACK BIRD(TAKE1/2/3) 7玉 ○
ここから音質が若干良くなる。演奏の合間になにかあったかい飲み物を飲んでいる。暑かったのかそれを飲んだポール思わず「アーヤヤヤッ」。かなりリラックスした状態での録音だ。いろいろしゃべっているが、何を言ってるのか不明。アンソロジーのような内容。ブラックバードの練習風景だ。3回演奏を試みているが、最後の演奏は個人的に18における演奏より、アドリブっぽいのりがあり魅力的に感じる。
17.BLACK POOL 4玉 ○
ギターによる語り引き。ポールのオリジナル曲ではなさそうだ。
18.BLACK BIRD(TAKE4) 8玉 ○
このCDで14と並ぶ一番のききどころかもしれない。完璧な演奏を良質な音で最後まで聞かせてくれる。ビートルズのホワイトアルバムで聴けるバージョンより完成度が増した感じ。USAライブ演奏に近い。
19.COUNTRY DREAMER 6玉 ○
オリジナルではないと思うが、メロディーが美しい曲。ギターによる語り引き。
20.TWENTY FLIGHT ROCK 4玉 ○
ギターによる語り引き。1956年のエディ・コクランのヒット曲。ジョンと初めて出会ったときに演奏した曲という話は有名。後の1979年のウイングスのイギリス公演でも演奏された。(「CHOBA
БCCCP」CD解説より)
21.PEGGY SUE 5玉 ○
バティー・ホリーの、1957年のヒットソング。バティはジョン・レノンのお気に入りで、1975年発売のジョンのアルバム「JOHN LENNON
ROCK'N'
ROLL」でジョンによるカバーを聞くことが出来るが、ここではポールによるギーの語り引きだ。2人の違いを聞き比べるもいいかもしれない。2人の原点が同じで、共に通の青春を経験してきたことが窺い知れる。
22.I'M GONNA LOVE TO YOU 5玉 ○
ギターによる語り引き。表情豊かな実に楽しそうな演奏だ。ロッキーラクーンに通じるものがある。
23.SWEET LITTSE SIXEEN 4玉 ○
ギターによる語り引き。
24.LOVEING YOU 4玉 ○
ギターによる語り引き。ポールがすきそうなハニーパイ系の曲。ポールの 音楽の幅広さの根源はロックと共に、こういう曲からきてそうだ。
25.WE'RE GONNA MOVE 4玉 ○
ギターによる語り引き。
1~15は「1973年イギリスのATVによる一時間の特別番組で当時の最新アルバム『レッドローズスピードウェイ』のプロモーションとATVとの二年に及ぶ訴訟問題(ポールとリンダの競作に異議を唱えたもの)の譲歩条件という目的を兼ねて製作された」(『文藝別冊ポール・マッカートニー』)という、J.P.M
TV SPECIAL1973、16~25がBACK YARD TAPEだそうだ。曲目だけをみればファンならゆだれがでる。名声高い、ウイングスのLONG
TALL SALLYを恥ずかしながらまだ、聴く機会が無かったことと、ブートにしてはリーズナブルな値段に強く引かれ買ってみた。実際聞いてみると、1~15の音質の悪さが気にかかる。音は割れ、雑音がひどい。テレビ放送をそのままテープレコーダで録音したような音質だ。演奏はいいのだが音質の為評価は辛口。しかし、それでも聴き所はある。例えば2、12、13、14だ。14のビートルズバージョンにおいては、個人的にあまり注目していなかったが、これを聞いて印象が変わった。ポールの場合、ライブバージョンをきいてその曲の魅力にきづかされることが多々あるがこの曲もこの一つだ。オールドロックをこんなかっちょ良く演奏できる人は他にいるのだろうか?。ポールのボーカルが絶頂に向かうちょうど過渡期にあるだけあって、そのボーカルはずごいの一言だ。音質のいいバージョンを是非聞きたい。このJ.P.M
TV SPECIAL1973について、ポールは「僕はみんながテレビを見るという、たったひとつだけの理由でテレビが好きだよ。レコードみたいなもんだよ。テレビで生のステージをやっていると思えばいい。また今みたいにレコードを出しているときは、テレビ・ライブなんだ」『LP
VENUS AND MARS解説年表』)と、人と同じことは嫌いで、時に単純で分かりやすいポールらしく語っている。
一方BACK YARD
TAPEの16~25は音質は良好。16~25はオールドロックを中心としたギター一本での弾き語り。私の勝手なイメージとしては、暖炉の前でコーヒカップを机の上に置き、リラックスした状態で演奏している感じだ。曲の終わりや、合間にポールのウィッットあふれるちょっとしたアドリブ、おふざけが入る。ビートルズアンソロジーに収録されているロッキーラクーン的なノリだ。音質がいいから直ぐそこでポールと2人っきりでいるようなそんな錯覚すら覚えてしまう内容。疲れたときにどうぞ。癒されます。
曲解説TOPにI WANNA GO BACK
HOMEにI WANNA GO BACk
|